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​ウォーアクス

殴り、叩き、切る。


斧術士と呼ばれる、斧使いが使う斧とは、そういうものだ。
その中でも、初心者が扱いやすく、また、鍛冶師見習いが作りやすい斧がある。

 

それが、ウォーアクスだ。
 

 

【収集家の武器辞典】ウォーアクス【両手斧】
 

ブロンズインゴットを刃の部分やつなぎ目に使い、
メープル材の滑らかな持ち手は、初心者でも握りやすく、扱いやすい。
扱いやすいので、軽く振ることはできるが、その分力は伝わりにくく――。

 

ぺらり、と辞典のページを捲り一つ一つの文章に目を通していく。
「収集家の武器辞典」というシリーズで書かれているこの辞典は、
古今東西の様々な武器を専門に取り扱っている。

 

依頼の報酬で、両手斧の武器辞典をもらったはいいが、
自分では本を読まないし……と思っていた。が、
この辞典には、様々な知識が隠されていた。


例えば、このウォーアクス。
 

斧術士初心者が扱いやすい、両手斧だが、その素材に高価なものを使っていては、
斧術士を目指す人が少なくなる。

 

斧術士のギルドがあるリムサ・ロミンサには、
両手斧も制作することができる、鍛冶師のギルドがある。
ウォーアクスは、見習いの鍛冶師が作ることのできる武器の一つ。

 

――需要と供給があっている、というわけだ。
 

また、ウォーアクスの材料となる、ブロンズインゴットやメープル材の素材は、
それぞれウルダハにギルドがある採掘師、
グリダニアにギルドがある園芸師が採って来る。

 

それもまた、このリムサ・ロミンサという街が
発展した経緯につながっているのかもしれない。

記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

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